パリとアルザスの小さな街の旅行記です。旅の目的は美味しいご飯と美味しいワイン美術館と街並み。大都市よりも小さな村ののどかな景色がお気に入り。

Gaspard et Robinson
ガスパール - 君と過ごした季節

  • 公開日:1990年1月 9日
  • 最終訪問日:1990年1月 1日

子供の頃母親に捨てられたロバンソンと同居人の妻に逃げられたガスパールの話。
二人とも捨てられたもの同士だが、ロバンソンは家族と愛にあこがれ、ガスパールは家庭にはうんざりと言う。

二人は海辺の廃屋に廃材を集めて修理をし、レストランの開業を目指しながら、夜は度々人の家に忍び込んで食料を盗み食いして生活している。
南フランスの海辺に捨てられたおばあさんをロバンソンが拾ってくるところから物語が始まり、そしてロバンソンは子持ちの未亡人に恋をする。

海と砂浜と緑が美しい海辺に、南フランスらしいカラフルでポップな色の椅子が並ぶ。
二人の男とおばあちゃんの奇妙な共同生活はおとぎ話のよう。

ロバンソンのまっすぐな優しさと、ガスパールの不器用な優しさが温かい。
夜、人の家出の盗み食いシーンでの、子供のようにはしゃぐ二人のシーンはとても無邪気。
幸せな気持ちになれる物語。

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