ずいぶん前にぱすてるさんのブログで見て以来ずっと食べてみたかったあぶり餅。
ネットで検索すると一和と紹介されていることが多いのですが
暖簾を見ると一文字屋の文字。
正式名称は「一文字屋和助」で略して一和というのだそうな。
きな粉を付けてちょっと焦がしぎみに焼いた小さなお餅に
甘いみそだれをつけたあぶり餅。
ちょうどいい焦げの苦みがポイントです。
庭が見える広い座敷もよいけれど、
縁側で前を通る人とおばさんたちの客引きの様子を眺めながら食べるのも面白い。
「一和」は長保2年(1000年)創業なので何と千年以上の歴史がある
日本最古と言われる和菓子店。
ちなみに正面の「かざりや」さんは「本家・根元」と書いてあり
創業して約400年とのこと。
歴史を考えればどちらが元祖かなんて明らかなのだけれど、
「本家争い」を装ったほうがお互いに利益があるわけで
お値段も定休日も営業時間も駐車場の台数までぴったり一緒の平和的な
本家対決の緩い火花を散らすのです。
その他
2010/12/05
あぶり餅の通り
二件向かい合わせのあぶり餅の店からはもくもくと煙に乗って香ばしい匂いが漂います。
いち和のあぶり餅
くどいくらいの甘いみそだれに焦げ焦げの苦みがちょうどいい。
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