龍安寺、仁和寺、妙心寺あたりはふらふら散歩をしながら
徒歩で散策できるエリアです。
パンフレットによると仁和寺の創建は平安時代の仁和4年(888年)。
完成させた宇多天皇が退位後出家して住坊にされ、
江戸時代まで代々皇族出身者が門跡を務めてこられたお寺です。
でもその途中の応仁元年(1467)に始まった「応仁の乱」で
仁和寺は丸ごと焼失してしまったのだそうです。
徳川家光の時代になってようやく復興が始まったそうです。
見所
以下、拝観時パンフレットより要約 【見所:建物】 ・国宝(金堂) ・重要文化財:五重塔、観音堂、中門、二王門、鐘楼、経蔵、御影堂、御影堂中門、九所明神社本殿3棟、本坊表門、遼廓亭、飛濤亭その他
2008/12/14
北庭@仁和寺
白書院から宸殿に入ると素敵な景色が目に飛び込んできます。
緑の庭と池、その向うに茶室と五重塔。
南庭のシンプルな美しさとは対照的な
「日本感てんこ盛り!!」のお庭です。
北庭の池
色とりどりの庭の真ん中でモノトーンの鳥が一休みしていました。
飛濤亭@仁和寺
宸殿は明治に入って再建されたものだそうですが
飛濤亭は江戸末期に建てられた草庵風の茶席です。
南庭と勅使門@仁和寺
勅使門は大正2年(1913年)に竣工した、本坊の正門。
細かく繊細な彫刻が評判の門です。
白書院前の南庭はぴしっと敷き詰められた白砂と
所々に配された気の深い緑がすっきりとした印象のお庭。
続く北庭とは対照的ですが、
私は白砂のお庭の方がわりと好きです。
この日はほんの少しだけ青い空がのぞく冬の重たい曇り空。
晴れた日なら青と緑と白のコントラストが美しいはず。
観音堂@仁和寺
重要文化財の観音堂。
なのに再び撮ったのは飾り瓦のみ。
だって見てくださいよこのすっとぼけた顔の龍!
かわいいじゃないですか。
江戸初期の正保3年(1646年)の創建
和様を中心とした建築様式に禅宗様式を加味しているのだそうです。
画像
金堂の瓦1
仁和寺の金堂はなんと国宝!!
そんなお宝建築を前に私が撮ったのは屋根の上の瓦のおじさん二人。
平和なお顔でかわいかったんです。
私にとっては「建築史」なんかより
かわいい瓦のほうがずっと魅力的。
金堂の瓦2
公式ホームページには以下のような説明がありました。
桃山時代に建てられた京都御所の紫宸殿を江戸時代初期に移築したものだそうです。
五重塔@仁和寺
仁和寺の公式ホームページによると
塔身は約32.7メートル、寛永21年(1644年)の建立。
徳川家光の時代ですね。
構造は三間五重本瓦葺で
各層の屋根の大きさがほぼ同じなのは
江戸時代の五重塔の特徴なのだそうです。
確かに日本最古の五重塔と言われる法隆寺の五重塔なんかを見ると
上の層に行くにしたがって屋根が小さくなっています。
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